[東京 27日 ロイター] - シャープ<6753.T>は27日、ジャパンディスプレイ(JDI)<6740.T>が白山工場(石川県白山市)を同社などに売却する方向で交渉していると一部で報じられたことについて、「工場取得によって生じる業績への寄与やリスクの有無・程度などさまざまな観点から、慎重に検討を進めている」とのコメントを発表した。JDIは、白山工場の取り扱いで、あらゆる選択肢を検討しているとしていた。

日本経済新聞電子版などは27日、JDIが白山工場を米アップル<AAPL.O>とシャープに売却する方向で交渉していると伝えた。売却額は800億―900億円で交渉しているもようといい、JDIは年度内をめどに合意したい考えという。27日付朝日新聞朝刊も、JDIが白山工場をシャープに売却する方向で調整に入ったと報じた。

白山工場は今年7月から操業を停止。JDIは12日、白山工場の一部設備の売却などを通じて、取引先企業から2億ドル(約216億円)を調達する方向で協議を進めていると発表していた。

取引先企業はアップルとみられるといい、日経新聞は、交渉の中で土地や建物を含む工場全体の売却案に切り替わったとみられると伝えている。

JDIは白山工場について、現時点で決まったことはないが、開示すべき事項を決定した場合は速やかに開示するとしている。

(青山敦子 石田仁志)