[パリ 20日 ロイター] - フランスのフィリップ首相は20日、国会で、政府は仏自動車大手、ルノー<RENA.PA>が国内の生産工場を残すことを強く望むとし、特にパリ近郊のフラン工場の維持に関心があると語った。

ルノーは、5月末に向こう3年で20億ユーロ(22億ドル)の支出削減計画を発表する。

仏経済紙レゼコーは先に、ルノーが国内拠点のうち、ディエップの組み立て工場など3カ所の閉鎖を検討しているほか、フラン工場での自動車生産を中止すると報じていた。

ルノーのスナール会長とデルボ暫定最高経営責任者(CEO)は、来週25日に労働組合と今後の計画について協議する。デルボ氏は先に、この協議で包み隠さず話し合うと述べたため、労組側に雇用削減への懸念が広がっている。

ただ、ルノーはフランス政府が筆頭株主である上、新型コロナウイルス危機対応として50億ユーロの政府保証融資を取りつけたばかりで、フランス国内の雇用削減余地は限られている。