[北京 1日 ロイター] - 中国国務院(内閣に相当)は1日、地方政府が今年の特別債発行で調達した資金を一部中小銀行の資本増強に充てることを認めると発表した。新型コロナウイルス流行による危機で、苦境に陥る銀行や中小企業を支える。

国務院は定例会議後、地方政府が特別債を発行して調達した資金を活用し、一部中小銀行が発行する転換社債を購入することを認めると表明。

「中小企業向け金融サービスの能力強化に注力することを決定した。地方特別債を活用し、適切に中小銀行の資本補充を支援することを認める」とした。

地方政府は今年、3兆7500億元(5310億ドル)の特別債発行を認められている。昨年は2兆1500億元の発行が認められた。

中国には4000を超える中小銀行があるが、景気減速や長引く新型コロナ流行を背景に、不良債権の増加や資本不足が問題となっている。

昨年は内モンゴル自治区の包商銀行など少なくとも3行の地方銀行が、公的支援を受けた。また、昨年以降、4行で地域レベルの取り付け騒ぎが報告されている。