[29日 ロイター] - 米航空機大手ボーイング<BA.N>が29日発表した第2・四半期決算は、予想を超える赤字となった。赤字は3四半期連続。1年4カ月にわたる737MAX機の世界的な運航停止によって業績が引き続き圧迫される中、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が追い打ちをかけた。

ワイドボディ機の生産削減や新型機の納入遅延、「ジャンボ」として知られる747型機の生産終了も合わせて発表した。

ボーイングの株価は午前の取引で3%超下落した。

調整後の1株損益は4.79ドルの赤字。赤字幅はリフィニティブのまとめたアナリスト予想の2.54を超えた。

売上高は前年同期比25%減の118億1000万ドルで、予想の131億6000万ドルを下回った。

737機の生産コストやコロナ流行に絡む工場閉鎖の影響で、商用機部門の営業利益は8億4500万ドル押し下げられた。さらに、約16万人の従業員を10%削減する計画に関連して4億6800ドルの費用を計上した。

カルホーン最高経営責任者(CEO)は社員宛てメモで「人員の規模をさらに見直していく」と表明した。

コロナ禍の影響で航空機需要が低迷する中、737機の生産を2022年初旬までに月間31機に削減する。

1970年代に海外旅行の普及に寄与した747機については、約2年後の引き渡しを最後に生産を打ち切ることを確認した。

さらに、ドリームライナーとして知られる787機の生産を21年から月間6機に削減する。約1年前には月間14機を生産していた。

ワイドボディの777および777X機の生産も来年から月間計2機とし、777X機については納入を最長1年遅らせる。