[東京 28日 ロイター] - ジャパンディスプレイ(JDI)<6740.T>は28日、白山工場(石川県白山市)をシャープ<6753.T>などに約700億円で売却すると発表した。JDIは構造改革を進め、シャープは生産能力拡充や基盤強化に活かす。

シャープに白山工場の土地と建物を412億円で売却する。米アップル<AAPL.O>とみられる顧客企業に対する同工場の液晶ディスプレー生産設備の売却は、8500万ドル(約90億円)相当を追加する。3月末に発表していた一部装置の2億ドルでの売却を含めた譲渡価格は計6億7500万ドル(約713億円)となる。

売却で得る資金は、アップルからの前受金の返済に充てる。その上で残る前受金2750万ドルは、自己資金で返済する。一連の売却を通じ、営業外収益と特別利益に計約268億円計上するほか、特別損失が最大約116億円生じる見込み。

今後は、有機ELの生産拠点で白山工場の約2倍の生産能力を持つ茂原工場(千葉県茂原市)を中心に高付加価値製品の生産を継続する方針。これまでモバイル事業部の子会社化を検討していたが、白山工場売却を通じた前受金の返済にめどがつき、子会社化の目的が達成できたと判断し取りやめる。

*内容を追加しました。