[東京 8日 ロイター] - 財務省が8日発表した国際収支状況速報によると、7月の経常収支は前年同月比27.4%減の1兆4683億円の黒字となった。ロイターが民間調査機関に行った事前調査の予測中央値は1兆8686億円程度の黒字で、予測を下回った。黒字は73カ月連続。

第一次所得収支の黒字幅が縮小したことなどから、前年同月に比べて経常収支の黒字額が減少した。日本企業が海外の子会社から受け取る配当金などを含む第一次所得収支は1兆7827億円の黒字で、前年同月に比べて5975億円縮小した。黒字額の減少率は25.1%と、2016年12月(同29.2%減)以来となった。

財務省の担当者は、コロナ禍で海外子会社の業績の低迷や、昨年7月に受け取っていた配当金が今年は別の時期にずれた可能性があると説明している。

第2次所得収支は、1021億円の赤字だった。貿易・サービス収支は2122億円の赤字で、前年同月に比べて596億円赤字幅が縮小した。貿易収支は1373億円の黒字。輸入額の減少が輸出額の減少を上回ったことから、黒字に転化した。サービス収支は3495億円の赤字で、前年同月に比べて1604億円赤字幅が拡大。

新型コロナの感染拡大の影響で国際的な人の往来がないことから、旅行収支の黒字幅は縮小傾向にあり、サービス収支の赤字が続いている。

*体裁を整え再送しました。