[ローマ 25日 ロイター] - イタリア財務省は新型コロナウイルス危機を受けて今年と来年の財政赤字目標を引き上げる方針だと、政府筋2人が25日明らかにした。来年の公的債務の国内総生産(GDP)比は約156%になるという。

同省は2020年の赤字目標について、1カ月前に設定したGDP比11.9%から約12.8%に引き上げる。これにより、20年の公的債務はGDP比160%近くになり、従来見通しの157.6%から拡大する。

財務省は来年度予算の枠組みを決定する経済財政文書(DEF)を来週発表する見通しで、新たな見通しはその中に盛り込まれる。

DEFでは21年の赤字目標はGDP比7%になる見通し。4月時点では5.7%だった。

また、今年のGDPは9%減を想定し、4月時点の8%減から小幅に下方修正される。欧州連合(EU)の復興基金の後押しで、来年は6%のプラス成長に戻ると予想しているという。