[ロンドン 1日 ロイター] - IHSマークイット/CIPSが発表した英国の9月の製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は54.1と、2年半ぶりの高水準だった8月の55.2から低下したものの、景況の拡大・悪化の分かれ目となる50を4カ月連続で上回った。

速報値の54.3からは小幅に下方改定された。

IHSマークイットはロックダウン(都市封鎖)後に再開する企業が増えているほか、一時的なレイオフから従業員が現場に復帰していることに触れ、「国内外から新たに入ってくる仕事が増える中、生産と新規受注が拡大した」と説明した。

政府が雇用補助金を縮小し、新型コロナウイルス感染拡大抑制を模索する中、景況回復ペースは数カ月以内に鈍化すると見込まれているが、今回のPMIでは鈍化の兆候はほとんど見られなかった。製造業は英国経済の約1割を占めている。

生産の拡大が目立ったのは中間財で、これは通常、各社がより多くの設備に投資していることを示唆するものだ。信頼感は28カ月ぶりの高水準だった7月に近い水準となった。

マークイットは「ただ、特に新型コロナやブレグジットに関連して先行きの不透明感に言及する企業の数も増えた」としている。

雇用は8カ月連続で減少したものの、減少ペースは2月以降で最も緩やかな水準となった。

需要が上向き、原材料価格が上昇する中、投入コストの上昇ペースが21カ月ぶりの水準に加速。各製造業者は販売価格を再び引き上げた。