[ロンドン 2日 ロイター] - 欧州連合(EU)の次期欧州委員(金融サービス担当)候補であるマリード・マクギネス氏は2日、欧州議会の指名公聴会に出席し、新型コロナウイルスの流行に伴う不良債権の急増に対応するため、銀行が不良債権を売却できる流通市場を整備する方針を示した。

マクギネス氏は、銀行が不良債権を自由に売却できれば、住宅の差し押さえ問題が発生しかねないとの懸念について、銀行が融資を継続できるよう、不良債権を銀行から切り離すメカニズムが必要だと主張。

「不良債権の積み上がりを放置すれば、銀行は(融資が)できなくる」とし「われわれが対応しなければ、問題が悪化する」と述べた。

同氏はその上で、予想される不良債権の増加にEU加盟国が「集団で対応」できるよう、欧州委員会が年内に計画をまとめると発言。不良資産を取引する流通市場を整備するとともに、各国でまちまちの破綻処理制度の改革を進める意向を示した。

同氏は「流通市場をどう機能させるべきか、非常に気にかけている。一般世帯の住宅は保護されるべきだ」と述べた。

欧州中央銀行(ECB)のアンドレア・エンリア監督委員長は1日、ユーロ圏の銀行はバランスシートの急激な悪化に備えるとともに、利益回復に向けた計画を策定しておく必要があるとの考えを示した。[nL4N2GS34D]