[オタワ 21日 ロイター] - カナダ統計局が21日発表した9月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.5%上昇と、8月の0.1%上昇から伸びが加速しアナリスト予想の0.4%上昇を上回った。輸送費、娯楽費、新築住宅価格の上昇が寄与した。

中銀が景気の伸び悩みを判断する際に最も重視するCPIコモンは変わらずの1.5%上昇だった。

内訳では、ガソリン価格が10.7%下落する一方、乗用車価格の伸びは2.7%にやや加速した。航空輸送費も落ち込みは大きくなかった。

TDセキュリティーズのカナダ担当チーフストラテジスト、アンドリュー・ケルビン氏は、インフレ率の数値は全体的に悪くないが、依然として極めて低い水準にあると指摘。「長期にわたり緩和的な金融政策を維持する必要があることを示唆しており、経済がまだ回復段階にあることを物語っている」と述べた。

一方、統計局が同日発表した8月の小売売上高は前月比0.4%増加したが、アナリスト予想の1.1%増を下回った。9月も「比較的変わらない」水準が見込まれるという。

前年比は3.5%増だった。

BMOキャピタル・マーケッツのチーフエコノミスト、ダグ・ポーター氏は「CPIの伸びは予想に近い水準でサプライズはなかったが、小売売上高は失望的な内容だった」と述べた。