[東京 26日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比173円42銭高の2万6470円28銭となり、続伸。高値警戒感が強く、朝方は安寄りして始まったものの、押し目買い意欲が強く切り返す動きとなった。

25日の米国株式市場はS&P総合500種とダウ工業株30種が前日に付けた終値での最高値から下落。新型コロナウイルスの感染再拡大に伴う新たなロックダウン(都市封鎖)を背景にレイオフが増加し、投資家のリスク志向が後退した。一方、コロナ禍でも好調なIT(情報技術)関連セクターの大型株に支援され、ナスダック総合はプラス圏を維持した。

日本株は、高値警戒感から前日は急速に伸び悩み、きょうの朝方は売り優勢で始まったものの、押し目買い意欲が強く、すかさず切り返しに転じた。 ただ、個別では上値を追い続ける銘柄がある一方、主力銘柄でも利益確定売りに押される銘柄もあるなど、物色動向はまちまちとなっている。

市場では「悪材料について読み切れない中で、脱コロナと呼べる銘柄群が物色されている。テーマとしては環境関連が注目される一方、約4割の企業が上方修正した好決算も見直されているようだ」(野村証券・投資情報部情報二課課長代理の神谷和男氏)との声も聞かれた。

TOPIXは0.45%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆2280億5300万円だった。東証33業種では、その他製品、鉱業、情報・通信業が上昇した一方、空運業、保険業、ゴム製品の下げが目立った。

個別では、任天堂が買われたほか、日本電産、日本郵船が年初来高値更新となった。半面、日本航空が大幅安となり、ソニーもさえない。

東証1部の騰落数は、値上がりが1276銘柄、値下がりが810銘柄、変わらずが88銘柄だった。