[4日 ロイター] - IHSマークイットが4日公表した12月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は57.1と、11月の56.7から上昇し、2014年9月以来6年3カ月ぶりの高水準を付けた。速報値の56.5から上方改定された。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)により供給網が混乱し、産出価格が11年以来の高水準となり、全体水準を押し上げた。

指数は50が景気拡大・縮小の節目となる。

製造業PMIは新型コロナの感染拡大を抑えるための事業閉鎖が本格化した4月に10年超ぶりの低水準を付けて以降、8カ月連続で回復している。

それでも、12月の製造業PMIは部門の回復がまちまちであることを示す。IHSマークイットのエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は、新型コロナ感染の急増に伴い個人消費が抑制され、消費財の受注が軟調だった一方、設備投資が改善している兆しから機械や機器の需要が大きかったと述べた。

12月の製造業PMIの内訳は、生産指数が58.3と、11月の59.2から低下した。産出価格指数は11年5月以来の高水準となり、全体水準を押し上げた。

IHSマークイットは声明で「供給業者の業績が大幅に悪化する中、企業の費用負担が増えたほか、投入価格の上昇を部分的に小売価格に転嫁したことから販売価格が急上昇した」と述べた。「一方、生産見通しは小幅に鈍化した。大統領選後の急上昇が和らいだほか、新型コロナ感染が再び急増したためだ」と付け加えた。