[東京 13日 ロイター] - 13日午前の東京株式市場で、日経平均は前営業日比161円61銭高の2万8325円95銭となり、続伸歩調。商いを伴って上値を追い、前日に続いて立ち会い時間中の昨年来高値更新となった。TOPIXも高値更新となっている。

12日の米国株式市場はS&P総合500種が小幅高で取引を終えた。景気回復への期待から景気動向に敏感なセクターが選好され、小型株に買いが集中した。この日は米国債市場で利回りが一時上昇し、小型株主体のラッセル200指数や金融、エネルギーといったシクリカル(景気循環)セクターが終始アウトパフォームした。

これを受けた日本株は、利益確定売りが先行する形で始まったが、すぐに持ち直して前場中盤から上値追いの展開に変わっている。「乗り遅れた投資家の買いが主力株を中心に流入している」との指摘があり、利益確定売りを消化しながら堅調に推移した。高値圏では売り買いが拮抗するため、商いは膨らむ傾向になる。

市場では「時価水準は、1989年最高値から2009年のバブル後最安値まで押した幅の3分の2戻し近辺にあり、ここを突破できるかどうかが、テクニカル面でのポイントになりそうだ」(野村証券・投資情報部投資情報二課課長代理の神谷和男氏)との声が聞かれた。

TOPIXは0.12%高で午前の取引を終了。前場の東証1部の売買代金は1兆2807億2800万円だった。東証33業種では、石油・石炭製品、鉱業、海運業などが上昇し、電気・ガス業、医薬品の値下がりが目立つ。

個別では、東京エレクトロンが大幅続伸し、連日の最高値更新となるなど半導体関連株が物色されたほか、ソフトバンクグループが商いを伴い上伸。半面、ソニー、トヨタ自動車などがさえない。

東証1部の騰落数は、値上がりが1037銘柄、値下がりが1044銘柄、変わらずが98銘柄だった。