[東京 17日 ロイター] - 財務省が17日発表した貿易統計速報によると、1月の貿易収支は3239億円の赤字となった。ロイターが実施した予測中央値は6000億円の赤字で、発表された実額は予想を上回った。季節調整値では3928億円の黒字を維持した。

貿易収支の赤字は7カ月ぶり。輸出は、前年同月比6.4%増の5兆7798億円と、2カ月連続の増加だった。輸入は同9.5%減の6兆1037億円と21カ月連続で減少し、差額が赤字となった。対前年同月との比較では75.4%減少した。

1月は、半導体製造装置やプラスチック、非鉄金属のプラスが輸出増に寄与した。自動車や鉱物性燃料、船舶は減少した。輸入では通信機が増加する一方、原粗油や衣類などがマイナス寄与となった。

地域別では、対米輸出が前年同月比4.8%減と3カ月連続で減ったほか、欧州連合(EU)向けも1.6%減と、18カ月連続で減少した。

アジア向けの輸出は前年同月比19.4%増と2カ月連続で増えた。対中輸出は37.5%増で、財務省によると2010年4月の41.3%以来の高い伸びとなった。

昨年1月は春節の影響が出たが、今年は2月分に反映される見通しで、対中輸出の動向について同省は「1、2月分を足し合わせての見極めが必要」としている。

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