[東京 18日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の105円後半。米長期金利の上昇が一服したことでドル/円は伸び悩んだが、対ユーロではドル高傾向となったため、ドル/円の下値は支えられた。結果的にドルは狭いレンジ内での取引に収まった。

ドルは朝方に一時105.91円まで上昇したが、米長期金利の反落や輸入企業によるドル買いが一巡したことで105.69円付近まで反落した。

ユーロは1.20ドル前半で軟調な足取りをみせた。

市場では「ユーロの雲行きがまた怪しくなってきた。1.20ドルを下回るようなら、市場参加者の目線は下向きになりそうだ」(アナリスト)との意見が聞かれる。

ユーロは2月5日に1.1952ドルまで下落し、2カ月ぶりの安値を付けたが、同日に発表された1月の米雇用統計の弱い内容を確認した後は、急速に持ち直した。

ユーロを巡っては、イタリアのドラギ新首相が17日に伊経済の回復について極めて厳しい見方を示したことや、前日の欧州株式市場が続落して取引を終えたことなどが売り材料として意識されている。

ユーロ安/ドル高の影響で、ドル/円のきょうの下げ幅は限定された。

一方で、前日のドル高/円安をけん引した米長期金利は大幅に反落し、ドル/円の上値を抑える格好となった。

昨年来、日米の10年金利差とドル/円はほとんど関係性が見いだせない状況が続いてきたが、米10年金利の上昇が勢いづいた今年に入り、金利差の拡大とドル/円の上昇が同時に発生している。「米10年金利の上昇が続けば、ドル/円は一段高の可能性が見えてくる」(証券)という。

リフィニティブによると、米10年国債利回りは1.27%前半から後半での取引となった。前日は一時1.3311%付近まで上昇し、1年ぶりの高水準となった。

豪ドルは82円前半で売買が交錯した。1月雇用統計は就業者数が予想を下回る一方、失業率は予想以上に低下した。「ほぼ想定内だが、一部行動規制などがあったことを考慮すると、労働市場は堅調」(外銀)との評価が聞かれた。

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 105.86/88 1.2043/47 127.51/55

午前9時現在 105.84/86 1.2043/47 127.48/52

NY午後5時 105.85/88 1.2036/40 127.46/50