[ニューヨーク 31日 ロイター] - 31日終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが対円で1年ぶり高値を付けたほか、他の通貨でも数カ月ぶり水準に上昇した。財政刺激策や新型コロナウイルスワクチン接種の進展により、米国が世界の景気回復をリードするとみられている。

ドル/円は一時110.97円まで上昇し、終盤は0.33%高の110.71円。1─3月はドルが7%上昇し、2016年12月以来の上昇率となった。

一方、ドル指数は0.1%安の93.189。1─3月は約3.56%上昇し、18年6月以来の伸び率。

企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)とムーディーズ・アナリティクスが31日に発表した3月の全米雇用報告は、民間部門雇用者数が51万7000人増加し、前月の17万6000人から伸びが大幅に拡大した。

ウエスタン・ユニオン・ビジネスソリューションズのシニア市場アナリスト、ジョー・マニンボ氏は「ADPは非農業部門の雇用状況を見る有効な指標ではないが、労働市場の改善は示している」と述べた。

4月2日に発表される3月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が64万7000人増加すると予想されている。

ユーロは対ドルで一時5カ月ぶり水準となる1.1702ドルまで下落。終盤は0.12%高の1.1730ドル。四半期ベースでは、19年9月以来の下落率となる見通し。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは一時5万9000ドルを回復し、終盤は0.3%高で推移した。

ドル/円 NY終値 110.70/110.7

3

始値 110.65

高値 110.83

安値 110.43

ユーロ/ドル NY終値 1.1728/1.173

2

始値 1.1732

高値 1.1759

安値 1.1720

(表はリフィニティブデータに基づいています)