[ベルリン 9日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が発表した2月の貿易統計は、輸出(季節調整済み)が前月比0.9%増となった。

対中輸出が拡大した。第1・四半期のドイツ経済は新型コロナウイルス流行の影響でマイナス成長が見込まれているが、製造業が好調なことが改めて浮き彫りとなった。

1月の輸出は1.6%増に上方修正された。

2月の輸入は3.6%増。1月は3.5%減だった。

ロイター調査では、輸出は1.0%増、輸入は2.4%増と予想されていた。

貿易黒字は191億ユーロに縮小。対中輸出は前年同月比で25.7%増加した。

対英輸出は前年比12.2%減。英国からの輸入は26.9%減少した。英国は昨年末に欧州連合(EU)を正式に離脱。貿易障壁が高まった。

ドイツ連邦統計庁が同時に発表した2月の鉱工業生産指数は前月比1.6%低下。ロイターがまとめた市場予想は1.5%上昇だった。

VPバンクのトマス・ギッツェル氏は、「独企業は旺盛な外需の恩恵を受けている。一時的な減退はあるにせよ、独産業にとっては好ましい環境にある」との見方を示した。

一方、経済省が9日発表した2月の独鉱工業生産指数は前月比1.6%減となり、市場予想の1.5%増に反してマイナスだった。

デカバンクのアンドレアス・ショイアーレ氏はこれについて「現在、独産業を圧迫しているのは、需要の不足ではなく、原材料や部品供給のボトルネックだ」と述べた。

*内容を追加しました。