[東京 6日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比578円56銭高の2万9391円19銭となり、大幅に反発した。連休期間中に海外の株式市場が堅調に推移したことを受けて、高く始まった後も水準を切り上げた。市場では「国内では大きな波乱もなく連休を無事通過したことで安心感が広がっている」(国内証券)との声も聞かれ、一時600円超高となる場面もあった。

前日の米国株式市場ではダウ工業株30種が最高値を更新し、S&P総合500種指数が反発した。米市場で景気敏感株が物色された流れで、日本株は、鉄鋼などを中心に200円超高で寄り付いた後も上昇を続けた。

一方、前日の米市場ではハイテク株が多いナスダック総合が4日続落となった。日本株も東京エレクトロンやレーザーテック、TDKといった半導体・電子部品の一角が朝方からマイナス圏で推移し、指数の重しとなった。ただ、ハイテク各社は決算で好業績を示しており、売り一巡後は持ち直しの動きも出た。東京エレクトロンは前引けにかけ、プラスに転換した。

市場では「業績の好調ぶりを反映しない銘柄がある一方、業績の良くないところが買われるなど、金融相場の様相が続いている」(内藤証券の田部井美彦リサーチ・ヘッド&チーフ・ストラテジスト)との声が聞かれた。

TOPIXは1.86%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆6836億4400万円と膨らんだ。東証33業種では、鉄鋼、パルプ・紙、海運、非鉄金属などの上昇が目立った。下落したのは空運のみだった。

東証1部の騰落数は、値上がりが1841銘柄、値下がりが306銘柄、変わらずが41銘柄だった。