[東京 10日 ロイター] - 中外製薬は10日、開発中の新型コロナウイルスの「抗体カクテル療法」について、日本政府が調達することで合意したと発表した。薬事承認された場合、国内での供給を目的に2021年分を日本政府が確保する。

この抗体カクテル療法は、2つの中和抗体を組み合わせるもので、中外薬は昨年12月、提携先のスイスのロシュから日本での開発権と独占的販売権を取得している。

中外薬によると、この療法はウイルスが人の細胞に入り込むのを助ける「スパイクタンパク質」の変異株を防御することが期待されている。海外で複数の臨床試験が行われており、国内では日本人に対する安全性や忍容性などを検討する第1相臨床試験を3月に始めたという。