[ベルリン 3日 ロイター] - IHSマークイットが3日発表した5月のドイツのサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は52.8と、前月の49.9から上昇し、好不況の分かれ目となる50を上回った。

新型コロナウイルスの感染減少と封鎖措置の緩和が寄与した。

5月の総合PMI改定値は56.2で、前月の55.8から上昇した。

いずれも速報値からの修正はなかった。

IHSマークイットのエコノミスト、フィル・スミス氏は「ドイツのサービス部門は5月に回復が始まった。ロックダウン(都市封鎖)措置の一部緩和や新規受注の急増が背景だ。ワクチン接種が進展し、信頼感と需要が高まった」と述べた。

サービス部門ではコスト圧力が増大しており、今後、消費者物価全体を押し上げる要因になるとみられている。

同氏は「値上げに踏み切るサービス企業が増えているが、サービス部門全体のコスト圧力が、完全に産出価格の上昇率に反映されているわけでは決してない」と指摘。

同氏によると、多くのサービス企業は、これまでのところ、コスト上昇分を吸収しているが、累積需要が急速に顕在化しており、企業はコストの増加分を値上げという形で消費者に転嫁できる見通し。