[ワシントン 11日 ロイター] - 米ミシガン大学が11日に発表した6月の消費者信頼感指数(速報値)は86.4と、5月確報値の82.9から上昇した。インフレ懸念が後退し、将来的な経済成長と雇用に対する楽観的な見方が増大したことで、予想の84.0も上回った。

現況指数は90.6と、89.4から上昇。ただ、予想の92.3は下回った。

期待指数は83.8と、78.8から上昇。予想の79.0を上回った。

期待インフレ率は1年先が4.0%と、4.6%から低下。5年先は2.8%と、3.0%から低下した。

ジェフリーズの短期金融市場エコノミスト、トーマス・シモンズ氏は「経済の再開と正常化に向けた進展やワクチン接種の状況などを考慮すると、6月のミシガン大消費者信頼感指数には悪い点よりも良い点の方が多い」とした。

ミシガン大学の調査部門ディレクター、リチャード・カーティン氏は「米経済はより力強い成長が見込まれる。失業者数の純減を予想する消費者は過去最多だ」と指摘。一方で「住宅や自動車、耐久消費財などの市場価格に対する言及は1974年11月以降で最悪の水準に落ち込んだ。このような市場価格に対する好ましくない認識によって、自動車と住宅に対する全体的な購買姿勢は82年以降で最悪となった」と述べた。

ネイビー・フェデラル・クレジット・ユニオンの企業エコノミスト、ロバート・フリック氏、「消費者はインフレに過剰反応する傾向があり、特に不安定な時期には、実際よりも高くなると予測する」と指摘。「ただ、インフレに対する認識はすぐに変わりやすい。自動車メーカーのサプライチェーン(供給網)に関する問題が解決され、新車や中古車の価格が鈍化するか、低下すれば、インフレ懸念の緩和に大いに役立つ」とした。