[香港 30日 ロイター] - 香港政府が30日発表した第2・四半期の域内総生産(GDP)速報値は前年比7.5%増で、第1・四半期改定値の8%増から減速した。政府は、輸出の伸びが鈍化したものの、外需が上向き域内の新型コロナウイルス感染懸念が後退し景気は順調に回復していると説明した。

DBSは前年比8.4%増、INGは同8.5%と予想していた。

季節調整済みの前期比では1%減で、2020年第2・四半期以降で初のマイナスとなった。第1・四半期改定値は同5.5%増だった。

政府報道官は声明で「世界的な景気回復が当面、香港の財輸出を支援し続けるとみられる。ただ、今年前半の異例の強さからはある程度鈍化する可能性がある」と説明。

「サービス輸出も成長を支える見込み」とし、域内の感染状況が落ち着き、消費促進措置が個人消費の刺激に寄与するとの見方を示した。

上期GDPは前年比7.8%増。

政府は今年の成長率予想を3.5−5.5%で維持した。

アナリストは、回復は一様でなく、個人消費は回復しているが、観光や観光関連の小売り・サービスは海外渡航規制の悪影響を受け続けるとみている。

4−6月の失業率は季節調整済みで5.5%で、3−5月の6%、2−4月の6.4%から低下した。

5月の小売売上高は前年比10.5%増で、4カ月連続の増加となった。