[ワシントン 15日 ロイター] - 米労働省が15日発表した8月の輸入物価は前月より0.3%下がり、昨年10月以来、10カ月ぶりのマイナスとなった。石油製品の価格下落が要因で、物価上昇がおそらくピークに達したことを示した。7月は0.4%上昇していた。

前年同月比は9.0%上昇し、上昇率は7月の10.3%から低下した。

ロイターの調査で、エコノミストは関税を除いた輸入価格が0.3%上昇すると予想していた。14日発表された消費者物価指数の上昇率は、7カ月ぶりの小ささだった。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は、高インフレが一過性になるとの見解を堅持している。

中古車やトラック、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の打撃を最も大きく受けたサービス業などの価格高騰は鈍化している。しかし、サプライチェーン(供給網)の逼迫により、しばらくは高い物価上昇率が続く可能性が高い。

8月は燃料価格が前月より2.3%下落した。7月は3.0%上がっていた。石油は2.4%下落。食品は0.6%上がった。燃料と食品を除いたコア輸入物価は0.2%下がった。7月は0.1%上昇していた。

自動車・部品・エンジンは0.3%上昇し、7月は0.4%上がっていた。

中国からの輸入品の価格は0.4%上がった。7月は0.6%上昇していた。

一方、輸出物価は前月比0.4%上がり、上昇率は10カ月ぶりの小ささ。7月は1.1%上がっていた。前年同月比は16.8%上昇し、7月は17.0%上がっていた。

農産物は前月より1.1%上昇。7月は1.7%下落していた。

非農産物は0.2%上がり、上昇率は7月の1.4%から下がった。消費財の価格が低迷したのを、工業用品や原材料、資本財、自動車、非農業食品の価格上昇が補った。非農産物の前年同月比は14.9%上がった。