[ニューヨーク 20日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、資金繰り難に陥っている中国の不動産開発大手、中国恒大集団の流動性問題の影響波及を巡る懸念から、オフショア人民元が対ドルで約1カ月ぶりの安値を付けた。

中国恒大は23日に22年3月償還債の8350万ドルの利払い、29日には24年3月償還債の4750万ドルの利払いが控える。いずれも30日以内に利払いを履行できなければ、デフォルト(債務不履行)となる。

オフショア人民元は1ドル=6.4839元。ウエスタンユニオン・ビジネスソリューションズのシニア市場アナリスト、ジョー・マニンボ氏は「中国恒大の問題が秩序立った方法で解決されるか、明確な方向性が示されるまで、ドルに対する安全買いは続く」と予想。ウェルズ・ファーゴ(Wファーゴ)のアナリストは、向こう1か月で6.60元に達するとの見方を示した。

終盤の取引で主要6通貨に対するドル指数は0.025%高。週内に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えていることもドルの押し上げ要因になっている。

ユーロはほぼ横ばいの1.1725ドル。

円やスイスフランなどの他の安全通貨も上昇し、円は対ドルで0.58%高の109.32円。

リスク心理に影響を受けやすいカナダドルは売られ、対米ドルで4週間ぶりの安値を更新。カナダではこの日、総選挙が実施されている。

暗号資産(仮想通貨)では、ビットコインが7.76%安の4万3577.67ドル。

ドル/円 NY終値 109.39/109.40

始値 109.50

高値 109.64

安値 109.33

ユーロ/ドル NY終値 1.1725/1.1729

始値 1.1712

高値 1.1736

安値 1.1704