[6日 ロイター] -

<為替> ニューヨーク外為市場ではドルが全面高。エネルギー価格高騰がインフレ高進や米利上げ懸念をあおり、リスク選好度が低下する中、安全資産としてのドル買いが優勢となった。

シリコン・バレー・バンクのシニア為替トレーダー、ミン・トラング氏は「インフレ懸念が市場全体に浸透しつつあることが示された」と指摘。「米連邦準備理事会(FRB)が予想よりも早期の行動が迫られるかが焦点だ」と述べた。

主要6通貨に対するドル指数は0.3%高の94.228。

市場は週末に発表される9月米雇用統計を注視している。ロイター調査によると、アナリストは非農業部門雇用者数が47万3000人増加すると予想する。

前出のトラング氏は「おおむね予想に沿った結果となれば、現在のドルのトレンドを支えるだろう」と述べた。

NY外為市場:[USD/J]

<債券> 金融・債券市場では短期債利回りが急低下した。共和党のマコネル上院院内総務が12月まで債務上限の一時的拡大を容認すると表明したことを受けた。

1カ月物財務省短期証券(Tビル)利回りは序盤の取引で一時1.390%を付けたが、終盤は0.0507%で推移。

スターリング・キャピタル・マネジメントのシニア債券ストラテジスト、アンドリュー・リッチマン氏は、短期債利回りは政局に反応していると指摘。「短期債への圧力は少なくとも短期的な解決策が見つかることで緩和される」と述べた。

一方、長期債利回りは3カ月超ぶりの高水準から低下。指標10年債利回りは序盤に1.573%を付けたものの、終盤は1ベーシスポイント(bp)低下の1.5206%となった。

イールドカーブ(利回り曲線)はフラット化。2年債と10年債の利回り差は122.51bpに縮小した。一時127bpと6月以来の水準まで拡大する場面があった。

米金融・債券市場:[US/BJ]

<株式> 米国株式市場は上昇して終了した。米民主・共和両党が連邦債務上限引き上げで合意して米国のデフォルト(債務不履行)が回避されるとの楽観的な見方が広がった。

共和党のマコネル上院院内総務は6日、12月まで債務上限の一時的拡大を容認すると表明。これにより大きな経済的打撃につながるデフォルトが回避される見通しだ。

インフラストラクチャー・キャピタル・マネジメントの創業者でポートフォリオマネジャーであるジェイ・ハットフィールド氏は「マコネル氏は債務上限の一時的拡大についてハト派的な発言をした。短期的にはポジティブな材料として受け止められるだろう」と語った。

マコネル氏の容認姿勢を受け、数カ月続いた与野党の対立が打開する可能性がある。

この日発表された9月のADP全米雇用報告は、民間部門雇用者数が56万8000人増え、市場予想(42万8000人増)を上回った。

米国株式市場:[.NJP]

<金先物> ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米株価の下落を受け安全資産としての金が買われ、小反発した。

この日は米株価の下落を背景に安全資産としての金の需要が高まった。しかし米長期金利の高止まりと、対ユーロでのドル高の進行がドル建て商品である金の割高感につながり相場の上値を抑えた。午前に発表されたADP全米雇用報告は市場予想を上回る結果だったものの、金への影響は限定的だった。週末8日の米雇用統計の発表を控えて市場には様子見ムードが広がっている。

NY貴金属:[GOL/XJ]

<米原油先物> ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、最近の供給逼迫(ひっぱく)懸念の強まりを受けた騰勢が一服し、5営業日ぶりに反落した。

石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」が4日の会議で、毎月日量40万バレルずつ増産する現行方針の維持を決定したことを受け、同日の相場は約7年ぶりの高値に急伸。5日も続伸し、6日未明には一時79.78ドルを付けて節目の80ドルに一段と迫った。

しかし、その後は外国為替市場で対ユーロでのドル買いが加速する中、割高感からじりじりと下落。米エネルギー情報局(EIA)が午前に発表した週報で、原油在庫が230万バレル増、ガソリン在庫が330万バレル増と、そろって市場予想に反して積み増しを示したことも重しとなり、一時77.06ドルまで値を削った。ただ、北半球が今後、エネルギー需要が高まる冬を迎えることから供給逼迫懸念も根強く、この日の下げは一時的な調整とみる向きも多い。

NYMEXエネルギー:[CR/USJ]

ドル/円 NY終値 111.41/111.44

始値 111.40

高値 111.49

安値 111.21

ユーロ/ドル NY終値 1.1556/1.1560

始値 1.1535

高値 1.1559

安値 1.1533

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 98*05.50 2.0825%

前営業日終値 97*25.00 2.1000%

10年債(指標銘柄) 17時05分 97*15.00 1.5276%

前営業日終値 97*14.00 1.5310%

5年債(指標銘柄) 17時05分 99*14.50 0.9878%

前営業日終値 99*16.00 0.9780%

2年債(指標銘柄) 17時05分 99*29.00 0.2975%

前営業日終値 99*29.63 0.2880%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 34416.99 +102.32 +0.30

前営業日終値 34314.67

ナスダック総合 14501.91 +68.08 +0.47

前営業日終値 14433.83

S&P総合500種 4363.55 +17.83 +0.41

前営業日終値 4345.72

COMEX金 12月限 1761.8 +0.9

前営業日終値 1760.9

COMEX銀 12月限 2253.2 ‐7.6

前営業日終値 2260.8

北海ブレント 12月限 81.08 ‐1.48

前営業日終値 82.56

米WTI先物 11月限 77.43 ‐1.50

前営業日終値 78.93

CRB商品指数 232.2267 ‐3.5660

前営業日終値 235.7927