[15日 ロイター] - 英豪系資源大手リオ・ティントは15日、西オーストラリア州の労働市場の逼迫により新規鉱山開発が遅れたため、2021年の鉄鉱石出荷見通しを下方修正した。

21年のピルバラ産鉄鉱石の出荷は3億2000万─3億2500万トンと予想。従来予想は3億2500万─3億4000万トンだった。

これによりリオ・ティントは、世界最大の鉄鉱石生産会社の地位をブラジルの資源大手バーレに明け渡すことになる見通し。

リオ・ティントは、世界的なサプライチェーン(供給網)逼迫の影響も受けているとし、「最近の(中国の)規制強化により明らかな逆風があり、短期的にある程度の変動が予想される」と説明した。

鉄鉱石価格は5月中旬にピークに達したが、現在ほぼ半額になっている。中国の製鉄縮小や規制強化による不動産市場の減速で需要が落ち込んでいることが背景にある。

リオ・ティントの7─9月の鉄鉱石出荷は8340万トンで、前年比2%増加した。一方、ピルバラ産鉄鉱石の生産はプロジェクト完了の遅れなどにより4%減少した。