[ロンドン 20日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が20日発表した9月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.1%上昇と、8月の3.2%上昇から伸びが鈍化した。

ロイターがまとめた市場予想は3.2%だった。

ただ、鈍化は一時的とみられ、イングランド銀行(英中央銀行)は早ければ来月にも利上げを実施する可能性がある。

KPMGの英国担当チーフエコノミスト、イエール・セルフィン氏は、インフレ率はやや鈍化したものの、2カ月連続で3%を上回っており、家計の購買力に悪影響が出ていると指摘。

「10月以降もインフレはさらに進行するだろう。年内に4%前後に達する可能性がある。最近のエネルギー卸売価格の上昇が家計に転嫁されている」と述べた。

9月のインフレ率を最も押し下げる要因となったが接客業。前年同月の外食価格は外食支援策の終了で急上昇していた。

ただ、他の大半の消費財・サービス価格は上昇が続いた。食品価格の下落率も前年同月を下回った。

工業品の価格も再び上昇。金属・機械のほか、エネルギーの価格が高騰した。

ONSは「国内企業の陸上輸送費も夏季に引き続き上昇した」と指摘した。