[東京 27日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日のNY市場終盤(114.14/17円)に比べて若干ドル安/円高の114.08円付近。月末を控えた実需による売買が交錯する中、ドル売りが優勢となったほか、日本株やアジア株が軟調に推移し、リスク回避の円買いもみられた。ただ、ドルは113.90円付近では下げ渋り、底堅さを維持した。

ドル/円は先週に比べると上昇の勢いが一服し、一進一退の値動きが続いている。市場関係者からは、日欧米の金融政策会合を前に「調整ムードが広がり、ドル買い、円買い、どちらにも動きづらい状況だ」(国内証券)との声が聞かれた。

足元では、イベントを控えた調整が続いているが、長期的には緩やかなドル高基調が続くとの見方も示されている。

ソニーフィナンシャルグループのアナリスト、森本淳太郎氏は、インフレへの警戒が高まっている米国に対し、「日本のCPI(消費者物価指数)は低位にとどまっており、日銀の利上げは遠い」と指摘。そうした中、目先のドル/円は114―115円で推移するのではないかと予想する。

来週のFOMC(米連邦公開市場委員会)では、年内のテーパリング(量的緩和の段階的縮小)着手は織り込みが進んでいるため、パウエルFRB(米連邦準備理事会)議長が利上げに対しどのような姿勢を示すかに関心が集まっているという。

森本氏は、ドル高/円安基調は続くと予想しつつも、仮に、パウエル議長が利上げに慎重な見方を示せば、「ドルが115円を抜けてどんどん上昇していくのは難しそうだ」と指摘した。

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 114.08/10 1.1594/98 132.29/33

午前9時現在 114.17/19 1.1594/98 132.40/44

NY午後5時 114.14/17 1.1595/98 132.34/38