[バンコク 15日 ロイター] - タイのアーコム財務相は15日、今年の国内経済成長率が1%、来年は4%になるとの見通しを示した。政府が追加の景気刺激策を実施するほか、輸出も底堅さを維持する見込みとした。

経済界のイベントで、政府が約3兆7000億バーツ(1130億ドル)規模の経済対策を実施する見通しだと述べた。

また、バーツ相場が輸出に有利な状況の中、主要な成長けん引役である輸出が来年も競争力を維持できる見込みとした。バーツは今年、対ドルで8%下落している。

アーコム氏は「2022年にはバーツが下落したり上昇したりする時期があるかもしれないが、傾向としては輸出に有利な相場が予想される」と述べた。

タイ国家経済社会開発評議会(NESDC)がこの日発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)は、市場予想よりも小幅な落ち込みにとどまった。新型コロナウイルス対策の規制が緩和され、経済活動がやや上向いた。外国人観光客の受け入れ再開により、安定的な景気回復への期待も高まっている。

アーコム氏は観光部門について、来年徐々に回復するとの見方を示した。

また、政府はデジタル関連プロジェクトを含めてインフラへの投資を継続すると述べた。