[東京 19日 ロイター] - 19日午前の東京株式市場で、日経平均は前営業日比119円96銭高の2万9718円62銭と3日ぶりに反発した。前日の米国株式市場でナスダック総合が最高値更新となった流れを引き継ぎ、東京市場でも半導体関連を中心としたハイテク株が買い優勢となった。ただ、週末要因から積極的に上値を買う展開には至らず、もみあいに終始した。

18日の米国株は値動きが荒い中、S&P総合500種とナスダック総合が最高値を更新。米連邦準備理事会(FRB)当局者からタカ派的な発言があったものの、小売企業やハイテク企業の好決算が注目された。

日経平均は小幅に反発してスタート。寄り付き直後にマイナス圏へ転落する場面がみられたが持ち直し、157円26銭高の2万9755円92銭で高値を付けた。その後は週末要因から見送りムードが強まり、日経平均は2万9700円台でのもみあいが継続した。

市場では「きょうは週末で上値が重くなっているが、これからは年末株高のアノマリーが意識されやすい。日経平均の値がさ株の底堅い動きを見る限り、来週以降はきっかけさえあれば3万円回復が視野に入る」(国内証券)との声が聞かれた。

TOPIXは0.11%高の2037.72ポイントで午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆3974億7500万円。東証33業種では、鉱業、卸売業、精密機器、石油・石炭製品などの16業種が値上がり。パルプ・紙、空運業、証券業、陸運業などの17業種は値下がりした。

個別では、半導体関連株が上値追いに弾みを加えた。レーザーテック、東京エレクトロン、SCREENホールディングスは上場来高値を更新したほか、アルバック、アドバンテストも買われた。米国株式市場でフィラデルフィア半導体指数(SOX)が最高値更新となったことが追い風になった。

半面、ソフトバンクグループは続落。出資先する中国の電子商取引大手アリババ・グループが市場予想を下回る決算を発表したことが重しとなった。

そのほか、テルモ、富士フイルムホールディングスがしっかり。ファーストリテイリング、ダイキン工業は下落した。

東証1部の騰落数は、値上がり703銘柄(32%)に対し、値下がりが1347銘柄(62%)、変わらずが122銘柄(5%)だった。