[ソウル 1日 ロイター] - 韓国政府が1日発表した11月の貿易統計では、輸出が前年比32.1%増と過去3カ月で最大の増加率となり、9カ月連続で2桁台の伸びを記録した。海外の主要市場が新型コロナウイルスのロックダウン(都市封鎖)解除後の回復を続ける中、韓国製の半導体や石油化学製品への需要が拡大した。

ロイターがまとめたアナリスト予想の27.7%増を大幅に上回った。

11月の輸出額は604億4000万ドルで、単月として過去最大だった。

輸入額は前年比43.6%増の573億6000万ドル。予想の40.5%増を上回った。貿易収支は30億9000万ドルの黒字となった。

Hiインベストメント・アンド・セキュリティーズのチーフエコノミスト、Park Sang-hyun氏は「11月1─20日までのデータを踏まえると、船舶の輸出がかなり増加し、半導体輸出も堅調を維持している」と指摘。「変異株オミクロンの状況やそれに関連したロックダウン措置、サプライチェーン(供給網)の混乱などが輸出の変動要因だが、回復の勢いは12月と2022年にかけて続きそうだ」と述べた。

内訳では、主要15項目のうち13項目で輸出が増加。半導体は40.1%増、石油化学は63.0%増、船舶は237.6%増だった。

自動車部品の輸出は2.2%減。世界的な半導体不足が背景。

主要貿易相手国9カ国・地域への輸出は全て増加。対中は27.1%増、対米は22.0%増、対欧州連合(EU)は18.9%増となった。