[東京 1日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は4日ぶりに反発した。新型コロナウイルスの新たな変異株オミクロン株に対する警戒感が依然として強いものの、短期的に急落した後だけに突っ込み警戒感から買い戻す動きが出ていた。時間外取引で米株先物が堅調だったことも好感された。ただ、これまでの下げ幅に対して戻りは鈍く、全体的に自律反発の域は出ていない。

11月30日米国株式市場では、主要株価3指数は下落した。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が次回の政策会合で大規模な債券買い入れプログラムの縮小加速を検討する可能性を示唆し、新たなコロナ変異株を巡り神経質になっている市場がさらに圧迫された。

日本株は先行して下げていたこともあって、一時は下値を模索する動きとなりながらも、自律反発に転じた。時間外取引で米株先物が堅調に推移したことも支援材料となり、主力の輸出関連株などを中心に引き戻す銘柄が目立つ。

ただ、オミクロン株に対する警戒感が強いほか「上値で買った投資家が多く、戻り売りが警戒されている」(国内証券)との声が聞かれ、日経平均が2万8000円以上の水準まで上昇すると動きが鈍くなった。

市場では「オミクロン株は不透明で見極める段階。これに関して明確な判断が下されるようになるまで、市場はボラティリティーの高い状態が続きそうだ」(野村証券・ストラテジストの澤田麻希氏)との声も聞かれる。

TOPIXは0.44%高。東証1部の売買代金は3兆2144億5800万円だった。東証33業種は、パルプ・紙、海運業、機械などの上昇が目立ち、情報・通信業などが下落。個別では、トヨタ自動車、日本郵船、ダイキン工業などが高い。半面、ソフトバンクグループが年初来安値を更新した。

東証1部の騰落数は、値上がり1368銘柄に対し、値下がりが751銘柄、変わらずが65銘柄だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 27935.62 +113.86 27866.73 27594.01

─28106.30

TOPIX 1936.74 +8.39 1930.88 1914.93

─1946.01

東証出来高(万株) 144119 東証売買代金(億円) 32144.58