[東京 2日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比184円95銭安の2万7750円67銭となり、反落した。米国で初の感染者が確認されるなど、引き続き新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」に対する警戒感が強く、全般的に軟調に推移した。

1日の米国株式市場は続落し、主要株価指数が1%超下げて取引を終えた。オミクロン株の感染者が米国内で初めて確認されたことで不安が広がったほか、インフレ高進を巡るパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言を消化する中、午前の高値から押し戻されて引けた。

これを受けて日本株も軟調なスタート。時間外取引で米株先物がしっかりとなっていることで、一時はプラスに浮上する場面があったものの、上値水準では戻り売りが出てくるため、再び押し戻される動きとなった。

ただ「時価水準より下値はサポートラインとして強く意識されているほか、オミクロン株でろうばいした売りもほぼ一巡したとみられる」(SBI証券・投資調査部長の鈴木英之氏)との声も聞かれ、大きく崩れる雰囲気も感じられない。

TOPIXは0.46%安で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆4765億4000万円だった。東証33業種では、鉱業、情報・通信業、その他金融などが値下がりした一方、海運業、電気・ガス業の上昇が目立つ。

個別では、ソフトバンクグループが大幅続落し、連日の年初来安値更新となったほか、ソニーグループなど主力銘柄に軟調なものが多い。半面、川崎汽船が東証1部で値上がり率1位になるなど海運株が物色された。

東証1部の騰落数は、値上がりが945銘柄、値下がりが1145銘柄、変わらずが91銘柄だった。