[北京 6日 ロイター] - 中国政府のシンクタンク、中国社会科学院は6日、2022年の経済成長率目標を「5%超」とすることを政府に提言した。

中国社会科学院の担当者は記者団に対し「5%超の目標は一定の裁量余地があり、比較的穏健な目標だ。また、全当事者が改革とイノベーションの推進に集中でき、質の高い発展を進められる」と述べた。

同科学院は年次報告書で、22年の経済成長率について5.3%程度を見込んでいるとした。20─22年の平均年間成長率は5.2%とみている。

また、来年の都市部失業率目標を5.5%前後、消費者物価上昇率目標を3%前後に設定することも提言している。

政策面では、景気の下押し圧力に対応するため、来年の金融政策は小幅に緩和するよう提言。中国人民銀行(中央銀行)に対し、高コストにあえぐ小規模企業を支援するため金利を低めに誘導すべきだとした。

ロイターは先週、政府顧問が22年の経済成長率目標を今年の目標(6%以上)を下回る水準に設定するよう提言すると伝えた。

中国社会科学院の年次報告は、今年の成長率を約8%と予想。不動産業の低迷は続き、来年の地方政府の歳出を圧迫するとの見方を示した。

中央政府に対しては、不動産セクターを軟着陸させる措置を積極的に講じ、大都市の土地入札が不成立にならないようにするとともに中小都市での不動産価格急落リスクを払拭するよう求めた。