[上海 29日 ロイター] - 中国銀行保険監督管理委員会は29日、4大銀行とされる中国工商銀行、中国農業銀行、中国銀行、中国建設銀行に対し、総損失吸収力(TLAC)債の発行を認めると通知した。同国の金融システムに混乱が広がることを防ぐ措置となる。

4大銀は、中国当局や主要国・地域の金融当局で構成する金融安定理事会(FSB)から「グローバルなシステム上重要な銀行」に指定されており、TLAC目標を2025年に満たすよう求められている。

同委によると、TLAC債は銀行が経営破綻した際に、債権者に元本の削減や免除を要求することができるほか、普通株への転換が可能。

中国当局は昨年、4大銀において25年1月1日からリスクアセット(保有資産額にリスクウエートを乗じたもの)の16%以上をTLACの所要水準とする法規を制定。28年からは18%に引き上げられる。