[ロンドン 6日 ロイター] - 米金融大手バンク・オブ・アメリカ(BofA)が6日公表した調査によると、4日までの1週間に欧州株から41億ドル、米国株から21億ドル、日本株から10億ドルがそれぞれ流出した。流出は欧州株が12週連続、米国株が4週連続、日本株が8週連続。

米連邦準備理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)後の4日に0.50%大幅利上げを発表するのを控え、神経質になっていた投資家が株式ファンドから資金の引き揚げを進めていたことが示された。BofAのアナリストは「資金の流れは、FOMCに向けた『リスクオフ』の動きだった」と指摘した。

調査は、財務フロー追跡調査会社EPFRのデータに基づいた。一方、新興市場の株式には6週連続で資金流入した。

株式市場は年初来、低調な値動きが続いている。米S&P総合500種指数は今年に入って13%下落。インフレ抑制のための世界的な金利引き締めが、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による不況からの回復を弱めるとの懸念が背景にある。

BofAのアナリストらは「全てが弱気だが、パニックよりも停滞という表現が投資家の姿勢をよく表している」とし、基本シナリオは株式市場の安値と債券利回りの高水準がまだ到来していないとの見方を示した。

調査によると、債券から91億ドル、現金から140億ドルがそれぞれ流出した。