[東京 9日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前週末のニューヨーク市場終盤(130.56/59円)に比べてドル高/円安の131.00/02円と底堅さを維持している。日米の金融政策会合を経て改めて政策の違いが意識され、米金利も高止まりしていることからドル買いに安心感が生じているという。ただ、直近の高値(131.25円)を目前に利益確定売りなどが出て一段の上値追いとはならなかった。

きょうもドルは、高止まりしている米金利を支えに堅調な展開で、朝方の130円後半から、午後にかけて一時131.11円まで上昇した。131円台では利益確定売りも出たものの、全般的には底堅さを維持している。

足元の米10年債利回りは3.13%台半ばと高水準で推移。日米の金融政策会合を通過し改めて両国の金融政策の違いが意識され、金利差も拡大していることで「ドル買い/円売りの安心感が広がっている」(外銀)という。

ただ、ドルは131円台に乗せると実需や投機筋の利益確定売りも出て上値を抑えられた。市場関係者の多くは引き続きドル高/円安基調を見込んでいるが、目先は調整をこなしながら上方向を試す展開になるとみられている。

ドル売り要因としては、米長期金利の上昇を受けて不安定な動きとなっている株式市場やスピード調整の動きを指摘する声が出ている。

「(金利の上昇で)株価に大きい調整が入った場合、ドル/円も円高方向に振れる可能性もある」(楽天証券・FXディーリング部、荒地潤氏)という。また、ここのところリスクオフ局面でも円買いは進行していなかったものの「3―4月にかけて円売りが急ピッチで進んだため、足元のリスクオフ局面では行き過ぎた売りの修正も入り、円が買われている」(国内金融機関)との指摘もあった。

きょうは日経平均が一時690円超安となり、リスクオフムードが広がった。クロス円ではリスク回避の円買いもみられ、足元豪ドル/円は91.76円付近、ニュージーランド(NZ)ドル/円は83.20円付近と、いずれも円高気味となっている。

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 131.00/02 1.0506/10 137.64/68

午前9時現在 130.72/74 1.0531/35 137.68/72

NY午後5時 130.56/59 1.0551/55 137.67/71