[ワシントン 9日 ロイター] - イエレン米財務長官は9日、足元で米市場のボラティリティーが高まっている上、一部の資産のバリュエーションが過去に比べ高水準で推移しているにもかかわらず、米国の金融システムは「秩序正しく」機能していると述べた。

米上院銀行委員会の公聴会で、米金融安定監督評議会(FSOC)がウクライナでの戦争や継続的な新型コロナウイルス対策に関連する動向を引き続き監視していくと指摘。「各国がパンデミック(世界的大流行)への対応を続ける中、世界の成長が引き続き不安定かつ不均衡になる可能性がある」としたほか、「ロシアによる理不尽なウクライナ侵攻は経済の不確実性を一段と高める」と語った。

イエレン氏は10日の公聴会で取り上げられるFSOC年次報告について、サイバーセキュリティのほか、企業信用市場や不動産市場など、台頭しつつある金融に対する脅威や脆弱性などを提起していると指摘。ノンバンク部門の脆弱性のほか、気候変動に関連する金融リスク評価にも触れていると語った。