[11日 ロイター] - アジア時間の原油先物は、供給懸念を背景に序盤の下げから反発。欧州連合(EU)がロシア産原油の禁輸案を巡る合意に向けて取り組んでいるほか、主要産油国が需要への対応に苦慮する可能性に言及した。

北海ブレント先物は2ドル高の1バレル=104.47ドル。米WTI先物は1.23ドル(1.2%)高の100.99ドル。いずれも序盤は1ドル超下落していた。

EUの欧州委員会はロシア産原油禁輸を提案したが、全加盟国の支持が必要なため採決が遅れている。ハンガリーが反対姿勢を緩めておらず、他の加盟国も禁輸による経済への影響について懸念を表明している。

コモンウェルス銀行のアナリスト、ビベク・ダール氏は、仮に一部の措置が緩和されたとしても、制裁によってEUのロシア産原油・石油製品輸入はかなり減少するとの見方を示した。

一方、アラブ首長国連邦(UAE)のマズルーイ・エネルギー相は10日、石油需要が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)から回復すれば、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成する「OPECプラス」は追加投資なしに需要を満たすことができない可能性があると警告した。