[東京 12日 ロイター] - 財務省が12日発表した国際収支状況速報によると、2021年度の経常収支は、12兆6442億円の黒字で、前年度比22.3%減となった。 黒字幅の縮小は4年連続で、2014年度以来の低い水準だった。

原油などの資源価格の高騰や円安による輸入価格の上昇で、貿易収支が7年ぶりに赤字に転化したことが背景。

経常収支のうち、貿易収支は1兆6507億円の赤字だった。輸出額は85兆4957億円、輸入額は87兆1464億円となり、ともに比較可能な1996年度以降、過去最大を記録した。

一方、海外の投資に伴う利子や配当の収支を示す第1次所得収支は21兆5883億円の黒字で、比較可能な1985年度以降、過去2番目の大きさだった。

同時に公表された3月の経常収支は2兆5493億円の黒字となった。ロイターが民間調査機関に行った事前調査の予測中央値(1兆7523億円程度の黒字)を上回った。

経常黒字は2カ月連続。経常収支のうち、 貿易収支は、1661億円の赤字となり、原油などの資源価格高が影響した。 第1次所得収支は3兆2603億円の黒字で過去最大だった。大口の配当受け取りがあった。第2次所得収支は4171億円の赤字だった。