[東京 16日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比119円40銭高の2万6547円05銭と、続伸して取引を終えた。前週末の米国株式市場の上昇を好感して幅広く物色された。買い一巡後は、時間外取引で米株先物が軟化に転じる中で伸び悩んだ。

朝方の日本株は、前週末の好地合いを引き継いで、上値を追う形で始まった。半導体関連などハイテク株やグロース(成長)株を中心に幅広く物色され、一時409円31銭高の2万6836円96銭に上昇した。ただ、買いが一巡すると、心理的節目2万7000円に接近する中で利益確定や戻り待ちの売りに押され、伸び悩んだ。

米株先物が朝方のプラスから軟化し、投資家心理の重しになった。市場では、米連邦準備理事会(FRB)による金融政策引き締めで米経済がリセッション(景気後退)に陥るとの懸念や、中国での新型コロナウイルスの流行を踏まえた行動制限の経済影響への警戒感がくすぶり「外部環境の不透明要因は払拭されていない」(国内証券)との声が聞かれた。

中国で4月の経済指標が複数発表され、新型コロナウイルスの流行を踏まえた行動制限で消費、鉱工業生産などが大きな打撃を受けたことがわかり、改めて嫌気された。

市場では「ショートカバーを誘発しながら上下し、基本的には上値が重そう。25日移動平均線(2万6756円87銭=16日)あたりで上値を抑えられ、下値を試す可能性も残されているのではないか」(松井証券の窪田朋一郎投資メディア部長)との見方が出ていた。

TOPIXは0.05%安の1863.26ポイントで取引を終了。東証プライム市場の売買代金は3兆1759億3500万円だった。東証33業種では、値上がりは倉庫・運輸関連業やサービス業、情報・通信業など8業種で、値下がりは非鉄金属や鉄鋼、その他 金融業など25業種だった。

個別では、リクルートホールディングスやエムスリーが堅調。上組が中期計画の上方修正や自社株買いを発表し大幅高となった。東京エレクトロンは、朝方に上値追いの展開だったが、次第に上げ幅を縮めた。

決算を巡っては株価反応の明暗もみられた。営業利益の見通しが市場予想を上回ったマツダが買われた半面、下回ったホンダが下落した。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが634銘柄(34%)、値下がりは1172銘柄(63%)、変わらずは31銘柄(1%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 26547.05 +119.40 26753.37 26,438.61─26,836.96

TOPIX 1863.26 -0.94 1883.45 1,859.13─1,883.66

東証出来高(万株) 150049 東証売買代金(億円) 31759.35