[上海 17日 ロイター] - 中国当局は、債券取引に関する日次データについて、国内機関投資家のみに公表し、海外機関投資家への公表を停止した。事情に詳しい6人の関係者が17日に明らかにした。

ある関係筋は、5月12日の海外機関投資家向けのデータが見られなくなっていると述べ、急激な人民元安と大規模資本流出が背景にあるとの見方を示した。

国際金融協会(IIF)が先週発表したデータによると、中国の第1・四半期の資本流出額は過去最高となった。

人民元は4月にドルに対して4%超下落。中国経済が減速する中、利上げ局面に入った米国と中国の金融政策の相違は際立っており、中国国債に投資する魅力は薄れている。

中国10年債の利回りは、2021年末時点では米10年債利回りを約125ベーシスポイント(bp)上回っていたが、現在、約11bp下回っている。

こうした中、中国の銀行間債券市場証券決済機関である中国中央国債登記結算(CCDC)と上海清算機関の月次債券保有データの発表も大幅に遅れている。