[上海 18日 ロイター] - 人民元建ての中国債券に対する外国人投資家の保有高が3カ月連続で減少した。人民元が下落し、イールドプレミアムが消滅する中、過去最長の減少となった。

中国中央国債登記結算(CCDC)と上海清算所が18日発表したデータを基にロイターが算出したところによると、4月末時点の外国人投資家の中国債券保有高は3兆7700億元(5587億7000万ドル)。前月末から2.8%減少した。

内訳を見ると、保有高は中国国債が前月比1.7%減の2兆3900億元、政策銀行債が9650億元。政策銀行債が1兆元を下回ったのは昨年3月以来だ。

今回のデータ公表は大幅に遅れた。CCDCは新型コロナウイルス流行が原因だとしているが、市場では当局が中国資産からの資金流出規模を隠そうとしているのではないかとの見方も出ていた。

4月の人民元は対ドルで4%以上下落。中国の10年物国債利回りは18日、同期間の米国債利回りを約16ベーシスポイント(bp)下回っている。2021年末には125bp近いプレミアムを付けていた。