[香港 19日 ロイター] - 香港市場で今年に入ってからの株式新規上場による資金調達総額が前年同期と比べて90%減少し、9年ぶりの低水準となっている。中国の急激な景気減速と規制強化が影を落としている。

リフィニティブのデータによると、新規株式公開(IPO)とセカンダリー上場によって今年調達された資金はこれまでのところ、昨年同時期の207億ドルに対して21億ドルに過ぎず、2013年以来最も低調となっている。

法律事務所Ashurstのパートナー、フランク・ビ氏は「理由の一つは、ほとんどの上場申請企業が前会計年度に業績悪化したことであり、今年上半期もそうなる可能性がある。こうした逆風は上場申請スケジュールを後ずれさせている」と述べた。

銀行筋らによると、流通市場の低迷が新規上場に対する投資家の意欲をそいでいるため、今年はさらに多くの中国企業が上場申請を取り下げるか、延期すると予想される。

世界の上場リーグテーブルでは、今年の香港取引所は昨年の3位から10位に順位を落としている。