[ワシントン 19日 ロイター] - バイデン米大統領が連邦準備理事会(FRB)の金融規制担当副議長に指名したマイケル・バー氏は19日、現在のインフレ率は高すぎるとし、2%に低下させるため尽力すると表明した。上院銀行委員会の公聴会で証言した。

FRBの独立性は金融政策の策定において特に重要であるとして、それを堅持するために尽力する姿勢も示した。

金融規制については、金融システムが強靭(きょうじん)かつ公正で、「明確な交通規則」の下で革新が促進されるよう尽力すると述べるにとどめた。

オバマ政権時代に財務省高官を務めたバー氏は、金融規制改革法(ドッド・フランク法)制定で中心的な役割を果たした。

この日の公聴会では共和党議員から懐疑的な質問が出たが、バー氏の副議長就任を阻止しようとする動きはほとんど見られなかった。民主党の穏健派議員も支持するとみられている。

バー氏は気候変動の問題に関する質問に対し、FRBには「重要だが、かなり限定された」権限があると指摘。この権限は銀行が気候変動によって直面しかねないリスクの評価に集中しているとしたほか、「FRBは金融機関に対して、特定の分野に融資する、または融資しないように指示するような主体であってはならない」とした。

暗号資産(仮想通貨)については、その技術が利点をもたらす可能性があるとしつつも、特にステーブルコインについては実際よりも信頼度が高いとみなされた場合、「金融安定化リスク」がもたらされる可能性があるとした。