英中銀、一段の利上げ必要=ピル理事
5月20日、 英イングランド銀行(中央銀行)のチーフエコノミストであるピル理事は、物価がスパイラル的に上昇するリスクを回避するために、英中銀は一段の利上げが必要との認識を示した。ロンドンのイングランド銀前で2017年4月撮影(2022年 ロイター/Hannah McKay)
(ロイター)
講演で「引き締めは今後も続く」と発言。金融政策委員会は目標を追求するために独立性を与えられており、インフレ率を2%に戻し、同水準にとどめるために厳しい決断を下すことができると語った。
インフレは短期的には、地政学的な紛争、エネルギー価格高騰、供給制約といった中銀が制御できない要素が原因となっているが、高インフレ期待が定着しないようにする必要があると主張。
「そうした『インフレ心理』が価格決定過程に埋め込まれないようにすることが極めて重要だ」とし「引き締めは今後も続く」述べた。