[東京 8日 ロイター] - JFEホールディングス傘下の事業子会社JFEスチールは8日、鋼材全品種の1トン当たり価格について、6月から今年1―3月比でさらに1万円の値上げを取引先に申し入れると発表した。4月には主原料の価格上昇分として2万円、物流費などを含む諸物価の高騰分として1万円以上、計3万円以上の値上げを要請してきたが、主原料価格上昇分として1万円を上乗せする。

値上げは、一般流通向けのほか、鉄鋼各社が自動車メーカーなどと直接価格を交渉する「ひも付き」と呼ばれる国内大手顧客向けも対象となる。ロシア・ウクライナ情勢の緊迫化で主原料価格は異例の高水準となっており、物流費や電力費の高騰なども続いている。通常、価格交渉の状況は公表しないが、企業努力だけでは吸収できないため、同社は開示することによりコストの急増に対する顧客の理解を広く求める。