[オタワ 10日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)のロジャース上級副総裁は9日、ロイターとのインタビューで、暗号資産を保有するカナダ人が急増しており、規制が遅れを取ってはならないと主張、多くの人がビットコインなどへの投資リスクを理解していない可能性があると指摘した。

副総裁は、カナダの金融システムに暗号資産が組み込まれており、この問題の緊急性が増していると主張。最近の価格急落のような暗号通貨ショックが金融システム全体に打撃を与えるリスクが増しているの認識を示した。

「まだ小規模だが、非常に急ピッチで拡大している分野だ。大部分は規制されていない」とし「規制で管理する前に規模がはるかに大きくなってしまう事態を避けたい」と述べた。

今週のカナダ中銀の報告書によると、世界の暗号資産の市場価値は2020年序盤の2000億ドルからピーク時には3兆ドルに膨らんだ。ビットコインを保有するカナダ人の比率は20年の5%から21年には13%に上昇した。

副総裁は「私たちが懸念しているのは、人々がリスクを理解していない可能性があることだ。規制されていない分野だということさえ理解していない可能性がある」と述べた。