[ワシントン 14日 ロイター] - 米労働省が14日発表した5月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比0.8%上昇で、4月の0.4%上昇から伸びが加速した。ガソリン価格の上昇などが寄与した。

根強いインフレ要因の1つとして、米連邦準備理事会(FRB)が14─15日に開催する米連邦公開市場委員会(FOMC)で75ベーシスポイント(bp)の利上げを迫られる可能性がある。

前年比上昇率は10.8%。4月は10.9%だった。

ロイターがまとめたエコノミストの予想は前月比0.8%上昇、前年比10.9%上昇だった。

変動が大きい食品とエネルギー、貿易サービス部門を除いたコア指数は前月比0.5%上昇、前年比6.8%上昇。4月は前月比0.4%上昇、前年比6.8%上昇だった。

FWDBONDS(ニューヨーク)のチーフエコノミスト、クリストファー・ルプキー氏は「卸売物価の上昇が続いており、今後数カ月は消費者物価にも一段の上昇圧力がかかることになる。FRBはインフレとの戦いに勝っていることを示すため、強力に対応する必要がある」と述べた。

ガソリン卸売価格は8.4%上昇し、モノの物価上昇の4割を占めた。4月は3.0%下落していた。ジェット燃料は12%上昇。4月は14.8%上昇だった。家庭用天然ガスやディーゼル燃料なども上昇した。

一方、食品卸売価格は横ばい。牛肉の価格下落が若鶏加工品の上昇を相殺した。

サービス価格は0.4%上昇に転じた。4月は0.2%下落だった。運輸・倉庫が2.9%上昇し、サービス業全般の上昇の半分以上を占めた。トラックによる貨物輸送は2.9%上昇した。