[フランクフルト 14日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル専務理事は14日、負債を抱える国の借入コストが「無秩序に」上昇した場合には対応するとし、その手段を事前に公表する必要はないとの見解を示した。

シュナーベル氏はパリで講演し「必要であれば、われわれは金融政策の伝達および物価安定という主要任務を達成するための新たな手段を設計・実施することができる。それに疑いの余地はない」と述べた。

また「ユーロへのコミットメントは分断化防止のための手段だ。このコミットメントに限界はない」とした。

シュナーベル氏は、金融政策の効果浸透を妨げるような、ファンダメンタルズに沿わない金融環境の変化を容認しないと発言。現在の市場動向を注意深く観察しているとした上で、金融政策は不安定な市場力学に対応するべきだとした。

その上で、容認できないほど高水準にある根強いインフレに対応することが現時点でのECBの主要な任務だと指摘。利回り格差の拡大を抑制するための最初の手段は、満期を迎える保有債券の償還資金になるが、ECBはその後、短期間で新たな措置を導入することもできるとの考えを示した。